2003年06月01日(日) 3日目
当初の予定では、今日Corkへ帰る予定だったのだが、昨日の天気の悪さと今日の天気の良さに怒りを覚え、「もし1泊延長できたら」帰るのは明日にしようと思う。
日曜日の朝食は8時30分からと言う事なので、その時間に降りて行く。メニューは昨日と全く同じ。
B&Bのおばさんに、「1泊延長したいのですが」と聞くと、「問題無いよ、同じ部屋で良い?」
と言うではないか。即延長決定。
今日は、初日行けなかった「Muckross House」へ行くつもり。でもバスが無い。
再びおばさんに
私:「Muckross House」へ行きたいのですが、どう行けば良いですか?
オ:サイクリングかタクシーしか無いよ。ツアーバスも有るけど、午後からだし余り良くないと思うよ。
私:タクシーで行くといくらするのですか?
オ:10~12ユーロ
私:向こうで帰りのタクシーは拾えますか?
オ:拾えるとは思うけど、行きのタクシーの運転手に、頼んでおく方が良いよ。
と言う事で、タクシーで行く事に決定。しかし、一人旅の場合、こう言うときは高くついてしまう。
タクシーに乗り出発
昨日、偶然にタクシー乗り場を見つけていたので、そこに向かう。
運転手が、暇そうに雑談中。
私:おはよう
運:おはよう
私:Muckross Houseまで行きたいのですが
運:いいよ、前に乗りなよ。
私:いくら?
運:10ユーロ
私:お願いします。
【途中少し雑談】
運:帰りはどうする? 電話をくれれば迎えに来るよ。(名刺を渡される)
私:有難う、おじさんの携帯電話番号?
運:いや会社の番号、自分のはこれだから(名刺に番号を書いてくれる)
私:有難う
運:電話をくれれば30分位で迎えにくるから。
Muckross House
ここはKillarneyの郊外で、湖の側にある広大な敷地を持つ屋敷。
豪華な造りになっており、中の家具類も当時の物が多いらしい。ガイドツアーで回ったが、解説によると20世紀になって、アメリカの富豪が、娘がアイルランドに「嫁入りしたお祝い」に買い与えたとの事。
一周には45分ほど掛かる。
内部の見学の後は、庭の見学。湖越しに見える山々が、実に美しい。とても個人の家だったとは思えない。
ちなみに、庭だけの見学だと無料。内部見学は5.5ユーロ。
Muckross traditional Farms
ここは、Muckross Houseのすぐ側にあり、100年ぐらい昔の農村を再現した物。
中では、当時の服装をした人が、実際の生活を再現している(住んでいる訳ではない)。
だが、少し期待はずれ。 確かに嘘偽りはないが、かなりの距離を歩く割には、「農家」の数は少なく、それ程見て楽しい物ではない。 まあ、近代の物が視界から無くなっているし、「天気が良い日に」散歩がてら歩くのは良いかも知れない。
ここも有料、私の場合Muckross Houseとのジョイントチケットで8.25ユーロ。
(注:雨の日には行かない方が良いと思う、当然、泥道になる。)
タクシーでMuckross Houseから遊覧船乗り場まで
教えて貰った番号に電話し、出迎えを頼む。移動中なのかかなり聞き取り難い。
15分程で来るらしい。
今朝降ろして貰った場所で待つ。10分ほどで、似たようなタクシーが来た。
運:出迎えを頼んだ人か?
私:そうだが、ドニー(今朝の運転手)に電話したのだが
運:ドニーから頼まれた
私:ロス城(遊覧船乗り場)まで、乗せて下さい
運:いいよ
--以下雑談--
私:この時期、忙しいの?
運:忙しくなって来たとこかな
私:夏にはアメリカ人がたくさん来るのでしょ?
運:世界中から来るよ
私:日本人も来るの?
運:来るよ
運:今、Holidayかい?
私:今、Corkで英語の学校へ通っている
運:あんたの英語は良く分かるよ (お世辞に決まってる)
私:有難う、でも難しいくて
運:さっぱり分からない英語を話す人も多いから、それに比べれば上手いよ
--途中無線が入る--
運:今のはドニーからで、出迎えたか確認してきたよ
こんな感じで、無事ロス城へ到着。ちなみに10ユーロ。来る時もそうだが、メータを倒していない。
どう言う意味か分からないが、「賃送」では無く「ハイヤー」扱いの様だ。B&Bのおばさんの金額とも
一致するので、ぼられていた訳ではなさそう。
湖の遊覧
ロス城のすぐ側から、湖上遊覧の船が出ている。
少し待って、2時に出発。ここも最初はガラガラで、営業の心配をしていたら、バスで団体さんが到着し一気に満員。1時間のクルージングへ。
この船も、一人で操舵と解説をしている。もっとも、バスとは違い回りには何も無いし、実にゆっくり走るので、特に問題は無さそう。
関係ない話だが、湖上の小さな島にアベックがいたのだが、どうやって渡ったのだろう?
すこし風は強かったが、とりあえず景色を満喫。 アメリカ人らしい団体さんは、五月蝿かったが。
街への帰りと夕食
ロス城からは初日歩いた遊歩道を通り、街へ戻る。
4時前、今日も昼食を食べ損ねたので、異常に空腹。 とりあえずハンバーガーショップへ入る。
後で気が付いたが、去年も来た記憶がある。
WチーズバーガーとコーラMで約5ユーロ(700円)。 エイ、いい加減にせい!!
この前TVで放送していたが、アイルランドはヨーロッパの中で、物価が高い国の一つだそうだ。
また、中途半端な時間に食事をしたので、夜食を少し仕入れて、早めにB&Bへ戻る。
明日は、午前中にCorkへ戻り、休養しようと思う。
2003年06月02日(月) バンクホリディー 4日目
一日中晴れ時々曇り。Killarneyの朝は少し寒かったが、Corkに戻ると少し暖かい。
8時に朝食、しかし3日間同じメニューだと飽きがくる。
9時にB&Bを出発、10分ほどでバスターミナルに到着。途中、自転車のおじさんに、バスターミナルの直前で「バスターミナルはどこ?」と聞かれてしまった。
少し待って、9時30分Killarneyを出発。例のおじさんも、自転車をバスの荷物室に積み込み同じバスに乗った。ちなみにこのおじさん、ドイツ人で「ディングル半島、リングオブケリー」をまわって来たとか。
バスは初めて乗る車種。アイルランドからロンドンへ行くバスのお下がりと見た。内装が少しだけ豪華、でもかなり古い。
ほぼ満員の乗客を乗せ出発。もう一度ここの景色を見ることが有るのだろうか? そう思うと名残惜しい。
定刻どおり11時15分、Corkのバスターミナルへ到着。
11時30分のバスで家に帰る。休日の午前中のため、商店は殆ど閉まっているし、休日ダイヤのバスの少なさには困り物。ちなみに11時30分の次は12時50分。
家に着くと誰もいない。多分ホストマザーは「お昼寝タイム」。自分もメールチェックの後、しばしお昼寝。
いくら滞在先とは言え、2ヶ月も過ごした部屋、やはり落ち着く。
|
6月1日
Muckross House
|
Muckross House2 |
Muckross House3 |
Muckross traditional Farms |
Muckross traditional Farms2 |
Muckross traditional Farms3 |
遊覧船から |
|